香港『南華早報』26日付報道によると、中国海洋石油総公司(CNOOC)は目下、カナダに本社を置くタリスマンエナジーと買収交渉を進めている。匿名筋によると、この交渉は買収か全面買収になる公算が大きいとのこと。

　また、同紙によると、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)も、オーストラリアの石油・天然ガス企業3番手であるサントス社の株式買収を検討している。

　中国の石油企業の海外石油企業買収の動きはこの数ヶ月、鳴りを潜めていた。最高値を更新する原油高が落ち着くのを待っていたからであるが、5月26日に油価が1バレル123ドルに高騰するに及んで、中国の石油企業は買収価格が高額になる前に、買収するかどうかの決断を迫られているようだ。

　（中国石化新聞網 5月28日）