国家発展改革委員会の馬力副秘書長は、目下四川省の石炭・電力・輸送の需要を賄うため全力を挙げる必要があるものの、被災地区のエネルギー需要の占める比率は極めて小さいので、全国のエネルギー供給に対する影響は限定的であると表明した。

　馬力副秘書長によると、政府は四川地震救済のための需要を確保すると同時に、国全体の需要を考慮することも必要であり、そのため、関係部門は、夏季の電力ピーク、北京オリンピック、農繁期のエネルギーをどのように確保するか検討を進めている。

　馬力副秘書長は、現段階では四川のエネルギー需要を賄うことに全力を上げる必要があるが、被災地区の需要が全国の中で占める比率は極めて小さく、全国に対する影響は限定的であると指摘した。

　（経済参考報 ６月３日）