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【エネルギー全般・政治経済】

北京昌平区が中国最大のエネルギー科学技術産業基地に (08/06/03)
2008/6/4
中国【エネルギー全般・政治経済】

 中国華能集団は、北京昌平区政府と基本合意文書に調印し、同社の科学研究機関と技術研究開発センターを昌平エネルギー科学技術産業パークに入居させることになった。

 すでに、中国石油天然ガス集団(CNPC)、中国石油化工(SINOPEC)、神華集団、国電集団など数十社に上るエネルギー企業が昌平エネルギー科学技術産業パークへの入居を進めており、同パークは名実ともに中国最大のエネルギー科学技術産業基地になる。

 CNPCは2007年に中国石油科技パークを昌平エネルギー科学技術産業パークに設けた。中国石油科技パークは石油探鉱、石油化学、環境保護、省エネなど60件の重要研究開発事業を実施することになる。

 SINOPECも科学技術研究開発センターを昌平エネルギー科学技術産業パークに設ける。また、国家電網公司は超高電圧直流試験基地を設ける。

 昌平エネルギー科学技術産業パークに入居するエネルギー科学技術関連企業は300社近くに上る。中でも、石油探鉱、測井など技術サービスや、オペレーション設備の開発、生産に携わる企業が最も多く、100社以上を数える。

 昌平エネルギー科学技術産業パークにはすでに、石炭、電力、石油、新エネルギー、高効率省エネ等の分野に広がる、完備されたエネルギー産業連鎖を形成しており、産学研の各種資源を統合したエネルギー科学技術産業のクラスターとして、エネルギー科学技術企業に優れた発展の場を提供している。
 
 昌平エネルギー科学技術産業パークは日増しに拡大を続け、中国のエネルギー科学技術の情報センター、研究開発センター、産業化センター、そして科学技術産業のゆり籠になりつつある。

 (中国石油報 6月3日)