ロシアのプーチン首相は、ロシアの電力会社に対し、対中送電問題について真剣に検討するよう命令した。ロシア統一電力システムのチュバイス社長が3日、明らかにした。

　チュバイス社長は、中国に対する電力輸出の意義は極めて大きく、極東地区電力開発事業の1つになると述べた。

　チュバイス社長は、極東地区の1時間の電力生産量は280億kW、一方、中国の1時間当たりの需要は600億kWであると指摘、極東の電力生産力の増強にとって対中送電の戦略的意義は大きく、ロシア側の電力価格の引き下げにつながるとし、また、それにより地区財政は数十億ドルの増収になると強調した。

　（環球網 6月7日）