唐家山せき止め湖の排水作業に伴い10日午後から安全のため運転を停止していた蘭州−成都−重慶石油製品パイプラインは、停止から24時間後の11日13時に運転を再開した。

　同パイプラインの●江横断パイプラインは唐家山せき止め湖の下流60キロの地点にあり、せき止め湖の決壊による大きな脅威にさらされていた。10日午前には●江横断パイプラインの流水量は毎秒200m3から1,400m3になっていた。唐家山せき止め湖対策指揮本部の試算では、最大流水量は10日14時に毎秒7,300m3に増え、蘭州−成都−重慶石油製品パイプラインの最大抵抗力である毎秒6,620m3を上回ると見られたため、中国石油は同日13時にパイプラインの運転を停止したのである。

　唐家山せき止め湖の排水は順調に進み、11日の10時には●江横断パイプラインの流水量は毎秒1,500m3余りに低下、同11時にはパイプライン運転再開の条件が整い、13時には24時間ぶりに全線の運転が再開された。

　（中国石油報 6月12日）

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