5月31日、中国石油化工(SINOPEC)による昆明〜大理間の石油製品パイプラインが雲南省大理市で着工された。

　このパイプライン工事は、SINOPECの今年の重点プロジェクト22件のうちの1つであり、西南石油製品パイプラインプロジェクトの第2期に当たる。

　同パイプラインの輸送能力は年間290万トン。0号軽油及び90号・93号・97号ガソリンを輸送する。パイプラインの圧力は10MPa。ルートは昆明の長坡石油タンクを起点に、安寧市、禄豊市、楚雄市、南華県、祥雲県、弥渡県を経由して、大理市鳳儀鎮の振戎石油タンクと鳳儀石油タンクまで全長323km。長坡起点ステーション、楚雄分岐ステーション、大理振戎ターミナルの合計3ヵ所の送油ステーションを設ける。総工費5.23億元。2009年5月に完成する予定である。

　同パイプラインの敷設により、雲南西部への石油製品の輸送と供給が保証され、現地の発展や社会の調和的安定を促進するだろう。

　（中国石化新聞網 6月12日）