1. HOME
  2. 中国 【エネルギー全般・政治経済】

中国
【エネルギー全般・政治経済】

温家宝首相:保護貿易主義と中国製品への蔑視に反対 (2007/08/27)
2007/11/22
中国【エネルギー全般・政治経済】

 食品を初め中国製品に対する非難が国際社会で高まっている中、中国政府は輸出品の安全性を強調する一方、中国製品に対する非難は保護貿易主義の表れであるとして、反論を強めている。

 27日、ドイツのメルケル首相と会談した温家宝首相は中国政府が製品の品質と食品の安全の面で対策を強化していると説明し、保護貿易主義と中国製品に対する蔑視には反対すると表明した。

 温家宝首相は、中国政府は製品の品質と食品の安全を高度に重視し、品質監督検査システムや法規システムを常に改善し、行政監督を強化していると説明し、輸出品の品質は基本的に良好であるが、関連問題については責任をもって対処すると強調した。しかし、保護貿易主義と中国製品に対する蔑視には反対するとし、製品の品質と食品の安全は各国が直面すべき課題であり、中国はドイツとこの分野でも協力を強化するよう希望すると表明、メルケル首相も交流と協力に同意した。

 また、気候変動問題について、温家宝首相は、「国連気候変動枠組条約」及び「京都議定書」の枠組みの下で、「共通だが差異のある責任」に基づき、2012年以降の気候変動をめぐる国際討論にも積極的に参加すると述べ、中独双方はこの分野でも協力を強化することで合意した。

(中国新聞網 8月27日)