6月20日零時から北京市のガソリンと軽油の小売価格が値上げされた。マイカー族の間で最も多く使用されている93号ガソリンは1リッターにつき0.86元上がって、6.2元（日本円で約100円）となった。これは、国家発展改革委員会(NDRC)が19日に通達した今年初めての石油製品値上げ措置によるもの。

　今回のガソリン値上げはマイカー族にどのような影響があるのだろうか。ホワイトカラーのマイカー族に取材してみると、彼のマイカーはヒュンダイ製で、タンクを満タンにすると40リッターになる。今回の値上げにより、1回満タンにすると34.4元（約550円）の出費増になり、1ヵ月で100元（約1,600円）余り出費がかさむ。

　また、首都タクシーの運転手は、1ヵ月に10回満タンに給油する必要があり、1回40リッターとして計算すると、毎月344元（約5,500円）も出費が増える。

　（京華時報 6月20日）