胡錦濤主席は27日、気候変動をテーマとする中国政治局の全体勉強会において、持続可能な発展の道を歩むことは必須であると指摘、気候変動への対応能力整備を全面的に強化するために強力な政治的措置を取るとして、地球の持続可能な発展のため努力を惜しまないと表明した。

　胡錦濤主席は、工業化、現代化戦略の中で省資源型社会、環境配慮型社会の地位を際立たせるとともにあらゆる機関や家庭において具体的に実行に移すことが必要であると強調した上で、(1)温室効果ガス排出規制措置の実行、(2)気候変動に対する適応能力の増強、農地基本建設の強化及び水資源の合理的な開発と配置、(3)科学技術の進歩と革新の役割発揮、(4)気候変動に対応するための体制的仕組みの健全化、法制度の完備、エネルギー管理体制と価格の改革や社会全体が気候変動に参加する仕組みの構築、(5)社会全体の意識と能力の向上、に重点を置いて取り組むべきであるとした。

　（新京報 6月30日）