中国煤炭輸送販売協会情報センターの方安秀主任は、ブムームバーグ通信の取材に対し、中国は国内の供給を確保するため、今年下半期の石炭輸出枠を削減するとの見通しを示した。政府は間もなく今年第2期の石炭輸出枠を公表することになる。なお、3月に公表された第1期の輸出枠は3,180万トンであった。

　また、方安秀主任によると、先月発表された国内販売価格規制措置によって海外供給企業の対中輸出が抑制される可能性もある。石炭の内外価格差について、方安秀主任は、オーストラリアNewcastle港の発電用石炭価格は172.1ドルに達しているが、一方、中国国内の価格は800〜900元（117〜130ドル）に過ぎず、価格差はさらに広がると指摘する。

　（中国西部煤炭網 7月3日）