四川省の普光ガス田から広東へパイプラインを敷設して四川省の天然ガスを送る所謂「川気南送」プロジェクトが決定したと業界筋が4日、明らかにした。

　現在、広東省で使用されている天然ガスはオーストラリアからのLNGだけであり、年間供給量は330万トンに過ぎない。「川気南送」パイプラインや建設中の西気東輸二線パイプライン（中央アジアや新疆の天然ガスを広東も含む東南沿海地区に輸送するパイプライン）が操業を開始すると、広東省への天然ガス供給が確保されることになる。

　なお、西気東輸二線、川気南送の広東導入ルートも含む天然ガストランクパイプラインは年内にも着工されるとのこと。

　（国際能源網 7月7日）