洞爺湖サミットに出席した胡錦濤主席は9日、ロシアのメドベージェフ大統領と会談した。

　胡錦濤主席はメドベージェフ大統領に対し、各分野における中露協力強化の合意状況について説明した。胡錦濤主席は、中国側が「『中露善隣友好協力条約』実施要綱（2009〜2012年）」草案をすでに手交し、ロシア側とともに検討して速やかに合意したいと表明した。また、中露両国がそれぞれエネルギー協議代表を選定するとともに、エネルギー協議の仕組みを中露定期首相会談の枠組みの中に盛り込むことを確認した。

　胡錦濤主席は、両国の関係部門が協議と協力にしっかりと取り組んで、両国の国境に跨るインフラ施設等のプロジェクトを実施に移すよう希望するとした。また、胡錦濤主席は、中露両国が共同努力の下で各分野における協力の新たな局面を切り開き、両国の戦略パートナーシップを新なレベルに引き上げられることに自信を示した。

　メドベージェフ大統領は胡錦濤主席の提案に賛同して、両国首脳が緊密な意思の疎通と対話を維持することが両国関係の発展にとって重要であるとし、両国のエネルギー協議代表が出来る限り速やかに会談を行って作業を展開できるよう希望するとした。

　（新華網 7月9日）