商務部は今年の第2期コークス輸出枠を公表した。輸出枠を割り当てられた企業は今年第1期よりも7社少ない32社。輸出枠合計239万トンが割り当てられた。第1期の962万トンに比べると75％の減少になる。今年の通年の輸出枠は昨年並みの1,201万トンになるが、コークス輸出量が引き続き増加した場合、コークス輸出関税引き上げの可能性も否定できない。

　商務部によると、今回の輸出枠は各企業の2005〜2007年の輸出実績に基づいている。今年はコークスが不足を来たしており、当面の市場環境においては国内の需要を賄うことを優先すべきであるとされている。コークス等の資源の過度の輸出を抑制することはマクロコントロール政策の重要措置であり、そのため、輸出関税が5ポイント以上引き上げられる公算が大きい。

　（中国能源網 7月16日）