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【省エネ・環境】

北京熱発電所の3,000トンCO2回収プロジェクトが操業開始 石炭火力発電へのCO2削減技術応用とCO2資源化の試みが本格化 (08/07/17)
2008/7/18
中国【省エネ・環境】

 華能北京熱発電所の3,000トンCO2回収モデルプロジェクトが17日、操業を開始した。中国の石炭火力発電分野ではCO2排出削減技術の初の応用例になる。

 華能北京熱発電所のプロジェクトは純度99.99%のCO2回収が可能であり、石炭火力発電所排煙CO2回収モデルプロジェクトでは中国初。また、国際的に見ても大規模なプロジェクトになる。

 専門家によると、今回操業を開始したCO2回収モデルプロジェクトはCO2の資源化に向けた大胆な試みであり、中国がCO2回収・貯留の中核技術を把握し、関連する技術の自主革新能力を高める上で、技術面の土台になるだろう。また、中国の石炭火力発電の持続可能な発展や省資源型・環境配慮型社会の建設にとっても大きな意義を備えている。

 (国際能源網 7月17日)