北京オリンピック会期中の良好な大気環境を確保すべく、排出削減措置が全面的に展開されている。

　鉄鋼、建材、石油化学等の操業停止措置や排出削減措置はすでに始まっている。北京市のセメント工場27社と採石・石灰企業106社は操業を停止した。首鋼の3号高炉や第二煉鋼廠の転炉も18日に運転を停止した。建材業でも重点汚染企業のうち2社が生産を停止し、2社が主要生産設備の運転を停止、14社が汚染の大きい一部工程を停止するなどの措置を取って、汚染排出の30％削減を期している。

　高井、京能、国華、華能の4大石炭火力発電所もまた、低硫黄・高品位炭の使用や設備の運転操作管理強化などの措置を取って、30％の排出削減を図っている。

　（人民網 7月21日）