中国の6月の工業品出荷価格指数(PPI)は前年同月比8.8％の上昇となり、原材料、燃料、動力調達価格は13.5％の上昇となった。

　工業品出荷価格のうち、生産資材出荷価格は前年同期比10.1％上昇した。中でも採掘業は29.3％の上昇を示し、原料工業は11.2％、加工工業は7.2％上昇した。生活資材出荷価格は前年同月比4.8％の上昇となった。

　エネルギー関連では、原油出荷価格の前年同期比上昇率は35.9％となり、石油製品のうち、ガソリン出荷価格は10.4％、軽油は12.2％、灯油は15.5％上昇した。また、石炭採掘・選炭業の出荷価格は27.5％の上昇になり、原炭出荷価格は27.1％の上昇となった。

　一方、鉄鋼及び圧延加工業の出荷価格は前年同月比28.7％の低下となった。

　1〜6月の累計では、工業品出荷価格上昇率は7.6％、原材料、燃料、動力調達価格の上昇率は11.1％となった。

　（国家統計局ウェブサイト 7月18日）