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【エネルギー全般・政治経済】

国家能源局の本分はマクロ管理…張国宝局長 (08/08/01)
2008/8/1
中国【エネルギー全般・政治経済】

 7月29日、国家能源局の主要機能、内部機構、人員編成について定めた「三定案」が公表され、30日から31日にかけて、国家能源局設立大会が北京で開かれた。同大会は「三定案」について討議するとともに、当面のエネルギー情勢やエネルギー管理業務について分析と検討を行なった。

 席上、国家能源局長張国宝は、エネルギー産業全体にとっては、能源局が個々のプロジェクトの認可を行なうよりも、マクロエネルギー政策を研究、策定し、エネルギー関連法規を改正することがはるかに意義深いと指摘、国家能源局は精力をマクロ管理に移すべきであるとした。

 張国宝局長は、国際原油価格が急騰し、世界の政治、経済、外交に一定の影響が及んでいる中、発電用石炭逼迫問題の解決、原子力発電や風力発電等の石炭代替エネルギー開発、石油・天然ガスや原子力分野における国際協力の拡大、エネルギー装備製造能力の向上など国家能源局が研究、調整に当たるべき仕事は山積していると指摘、特に石炭と電力問題は極めて大きな圧力になっており、風力発電所の建設を拡大し、設備製造能力を高め、風力発電を奨励する優遇政策を策定することが必要であると述べた。

 (第一財経日報 8月1日)