世界銀行傘下の国際金融公社は28日、米国のファー・イースト・エナジー社との間で1,500万ドルの投資契約に調印したと発表した。

　同契約によると、ファー・イースト・エナジー社は世界銀行の基金を利用して、山西省と雲南省の5,000km2余りに及ぶ炭層ガス資源を対象に探鉱と開発を進めることになる。また、国際金融公社は、事業の進展具合に応じて長期金融支援を行うことも表明している。

　国際金融公社の試算によると、中国の炭層ガス埋蔵量は世界第3位。炭層ガスはクリーン・エネルギーの一種であり、中国のクリーン・エネルギー需要は今後ますます拡大する。一方、米国は炭層ガスの探鉱と開発分野でノウハウと技術を備えている。

　ファー・イースト・エナジー社と中国側は提携で合意しており、同社はすでに中国の多くの地区で炭層ガスの探鉱・開発を手がけている。

　(上海証券報 8月30日)