8月19日、中国海洋石油(CNOOC)傘下の海油(北京)能源投資有限公司と、英国で上場しているオーストラリアのAltona Resources Plc社が了解覚書(MOU)に調印した。両社はオーストラリアにおいて合弁で石炭液化事業とコージェネレーション事業を建設することになる。事業投資額は30億ドルに達する。CNOOCが海外において新エネルギー事業に参加するのはこれが初めて。 両社は長期的協力パートナーシップを確立し、CNOOCはオーストラリア南部において年産1,000万バレル(140万トン)の石炭液化プロジェクトと56万kWのコージェネレーションプロジェクトの建設、投資及び技術分野に参画する。 CNOOCは、総合エネルギー企業を目指す上で、クリーン・エネルギーと再生可能エネルギー分野に力を入れている。具体的には、風力発電開発に重点を置くとともに、バイオマスエネルギー、水素エネルギー、ソーラー、海洋エネルギーの開発も進め、さらに石炭化学分野への進出も検討している。海油(北京)能源投資有限公司は、CNOOCの新エネルギー開発事業を担う企業であり、同公司はすでに渤海沖において海洋風力発電所を建設している。 一方、Altona Resourcesはオーストラリア南部の2,500km2のエリアで3つの石炭探鉱区を有しており、石炭埋蔵量は75億トンに上る。 Altona ResourcesのChristopher Schrape社長が第一財経日報紙の記者に明かしたところでは、Altona ResourcesとCNOOCは株式参加の件について協議しているが、未だ公にはされていない。また、Christopher Schrape社長は、英国のBPともMOUに調印したことを明らかにした。BPはコージェネレーション事業の見通しについての評価を支援することになるが、こうしたところから、Altona、CNOOC、BPの3社による提携の可能性も出ている。 専門家によると、CNOOCがAltona Resourcesに目を付けたのは、その石炭資源のためであり、今回の提携事業は、CNOOCがオーストラリアの炭鉱に進出するための突破口になる。 (第一財経日報 8月20日)
8月19日、中国海洋石油(CNOOC)傘下の海油(北京)能源投資有限公司と、英国で上場しているオーストラリアのAltona Resources Plc社が了解覚書(MOU)に調印した。両社はオーストラリアにおいて合弁で石炭液化事業とコージェネレーション事業を建設することになる。事業投資額は30億ドルに達する。CNOOCが海外において新エネルギー事業に参加するのはこれが初めて。
両社は長期的協力パートナーシップを確立し、CNOOCはオーストラリア南部において年産1,000万バレル(140万トン)の石炭液化プロジェクトと56万kWのコージェネレーションプロジェクトの建設、投資及び技術分野に参画する。
CNOOCは、総合エネルギー企業を目指す上で、クリーン・エネルギーと再生可能エネルギー分野に力を入れている。具体的には、風力発電開発に重点を置くとともに、バイオマスエネルギー、水素エネルギー、ソーラー、海洋エネルギーの開発も進め、さらに石炭化学分野への進出も検討している。海油(北京)能源投資有限公司は、CNOOCの新エネルギー開発事業を担う企業であり、同公司はすでに渤海沖において海洋風力発電所を建設している。
一方、Altona Resourcesはオーストラリア南部の2,500km2のエリアで3つの石炭探鉱区を有しており、石炭埋蔵量は75億トンに上る。
Altona ResourcesのChristopher Schrape社長が第一財経日報紙の記者に明かしたところでは、Altona ResourcesとCNOOCは株式参加の件について協議しているが、未だ公にはされていない。また、Christopher Schrape社長は、英国のBPともMOUに調印したことを明らかにした。BPはコージェネレーション事業の見通しについての評価を支援することになるが、こうしたところから、Altona、CNOOC、BPの3社による提携の可能性も出ている。
専門家によると、CNOOCがAltona Resourcesに目を付けたのは、その石炭資源のためであり、今回の提携事業は、CNOOCがオーストラリアの炭鉱に進出するための突破口になる。
(第一財経日報 8月20日)