8月25日、海南省党委員会書記で省人民代表大会常務委員会主任の衛留成は、海南省の新エネルギー開発利用問題について中国科学院の徐建中院士と検討を行なった。

　衛留成委員長は、拡大期にある海南省のエネルギー需要、特に電力需要は日増しに増加していると指摘し、環境保護の見地から原子力発電に力を入れるとともに、風力やソーラーの開発と利用を推進するとした。また、衛留成委員長は、海南の環境条件は良好であるが非常に脆弱であるため、経済成長を進める上で環境保護を常に最優先するとし、新エネルギーや再生可能エネルギーの開発と利用においても積極的に模索と試みを進めるよう希望するとした。

　新エネルギーの研究に長年携わっている徐建中院士は、中国では近年風力やソーラーの利用が急速に広がっているが、改良や打開すべきところはなお極めて多いとし、海南省の科学技術部門との協力を強化し、風力発電、ソーラー発電等の分野で試験的に展開したいと表明した。

　（中国石油新聞中心 8月27日）