天然ガスが深刻な不足を来たしている中、河南省発展改革委員会は8月20日、緊急通達を出して省内の天然ガス利用に対し臨時干渉措置を適用することになった。都市住民の生活用や軍、学校等の重点ユーザーへの供給を優先し、工業、自動車等の天然ガス利用を制限する。

　また、省発展改革委員会は省内の各市に対し、新規天然ガスユーザーの審査を厳格化するよう求めた。これにより、都市ガス及び年間ガス使用量が2万m3以下の公共施設のガス使用については、市の発展改革委員会が審査の上、省発展改革委員会に報告することになり、2万m3を超えるものについては、市発展改革委員会の初級審査を経て省発展改革委員会が審査する。また、ガス供給源の具体化していない天然ガス使用プロジェクトは全て却下する。

　河南省の都市生活用及び重点ユーザーの天然ガスは現在確保することが難しくなっており、その上、石油製品価格が上昇して自動車の天然ガス需要が激増している。各市は資源量に応じてガスサービスステーションの毎日の天然ガス補給量を合理的に配分し、冬季のガス使用のピークには、ガスサービスステーションの停止措置を取って、都市民生用ガスを優先的に確保しなければならない。

　（鄭州日報 8月22日）