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【石油・天然ガス】

地方政府の介入で華北のLPG価格が反落 (08/09/05)
2008/9/8
中国【石油・天然ガス】

 中国国内のLPG価格暴騰が注目される中、河南省発展改革委員会は現地石油化学企業に対して価格制限実施を要求するという介入措置に出た。その結果、高騰の続いていた華北市場のLPG価格にも一時的に反落が生じている。

 洛陽石化、中原油田が河北省政府から液化ガス価格制限を実施するよう、口頭での通達を受けたのは先週末。そのため、両製油所の価格は下落に転じ、5,960元/tに下がった。さらに、市場心理も良好でないため、華北地区のLPG価格は今週から大幅な低下を示している。

 但し、現地の一部製油所は政府の価格制限を回避するためすでに特殊な販売戦略を取っており、また、華北地区の供給が全体的に減少傾向にあるため、長期的な価格押し上げ要因は依然大きく、反発が生じる可能性が高い。

 (上海証券報 9月5日)