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中国
【石炭】

石炭戦略備蓄計画が加速 コークス用原料炭備蓄も盛り込んだ「全国鉱産資源計画」が国務院へ上程 (08/09/08)
2008/9/8
中国【石炭】

 石炭戦略備蓄も念頭に置いた全国鉱産資源戦略備蓄が急速に推進されている。この計画は中国の鉱産資源戦略備蓄について検討を進めた計画書であり意見書である。この計画では、石油や重要非鉄金属等の鉱産資源備蓄のみならず、特殊炭種(主にコークス用原料炭)も対象となっていることは注目される。この計画は石炭戦略備蓄に先鞭を付けるものになるかも知れない。

 同計画は、国土資源部、環境保護部、国務院発展研究センター等の専門家による論証を経て、すでに国務院に上程されており、目下その承認を待っているところである。制定時期は未だ確定していないが、修正個所が少なければ、近日中にも承認される見込み。

 全国鉱産資源計画は、石炭、鉄鋼、非鉄金属等の関連産業計画や鉱産資源需給動向分析、鉱産資源開発利用計画や構造高度化、鉱産資源戦略備蓄など合計32編の専門研究をもとに起草された。鉱産資源開発利用に対するマクロ統制を強化し、奨励、制限など鉱産資源の探査開発の方向性を明確化して、重要鉱産資源の持続的供給能力を高めることが狙い。同計画は特に資源の保障と戦略備蓄に大きな重点を置いている。

 コークス用原料炭、特にコークス用高品位原料炭は中国にとって希少資源であり、しかもその分布は不均等であり、埋蔵量は石炭総埋蔵量の10%前後に過ぎない。コークス用原料炭は鉄鋼産業と密接に関連しており、その戦略備蓄を確立することは切迫した課題になっている。先にコークス用原料炭を戦略備蓄の対象とすることは、今後の石炭備蓄問題を解決する鍵になるだろう。

 (証券日報 9月8日)