石炭生産量の拡大と価格高騰により上場石炭企業の業績は大幅に伸びており、今後も高成長が続くと見られる。石炭価格制限措置が取られたため一定の制約を受けてはいるものの、依然価格は高い水準にある。価格制限が適用されないコークス用脂肪炭の価格の伸びは発電用石炭の伸びをはるかに上回っている。

　さらに、7月期の全国原炭生産量は安定した増加傾向が示しており、石炭産業が依然好況であることを物語っている。7月の石炭輸送量は過去最高を記録したが、伸び率はやや低下した。

　しかし、気になるのは資源税の成立時期と税率である。従価税方式による資源税の税率が3〜5％であれば、資源税納付に起因する関連企業の収益低下も受け入れ可能な範囲に止まり、石炭産業投資は依然吸引力を有することになる。

　（中国西部煤炭網 9月9日）