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【新エネルギー】

連雲港に国家級風力発電設備研究開発基地 (08/09/09)
2008/9/10
中国【新エネルギー】

 中国国電集団国電聯合動力技術有限公司による国家級風力発電設備研究開発基地が8月28日、江蘇省の連雲港経済技術開発区大浦工業区で着工された。総投資額10.7億元、2009年上半期竣工の予定。同基地は、風力発電装備産業基地と研究開発センターからなり、うち製造基地は海上及び陸上風力発電機、プロペラやその他の部品の生産、風力発電ユニットの組立等の業務に当たる。一方、研究開発センターは主に2.5/3MW(現時点で世界最大)海陸両用風力発電機の開発に当たる。年産設備容量は90万kWに上り、1.5MWの風力発電機に換算すると600台になる。売上高40億元を見込んでいる。

 連雲港は風力発電装備産業の集積が進んでおり、同地区において今回のプロジェクトは、中復連衆のプロペラ、韓国重山のタワー、天順のタワーに次いで4件目の風力発電設備製造プロジェクトになる。連雲港の風力発電装備産業は、地元や江蘇省の風力発電所建設需要を賄うだけでなく、山東、遼寧、内蒙古、新疆、青海等への展開も期待されている。

 なお、中国5大発電集団の1つである中国国電集団は、風力発電所建設に力を入れており、全国の風力発電設備容量のうち30%以上を占めている。

 (中国電力新聞網 9月9日)