住宅都市農村建設部が先頃公布した実施意見は、建設分野や都市インフラ分野における省エネ・排出削減対策に取り組み、同分野において循環経済の発展を推進するよう提唱している。

　その中で、節水型都市の建設をめぐっては、都市節水対策の強化、特に水不足都市や「南水北調」プロジェクト（中国の南部から北部へ水資源を送ること）の水資源受入都市における節水型都市建設、再生水の開発及び利用、工業・農業・都市緑化・環境衛生・公共建築における再生水利用の強化、海水・雨水等の非在来型水資源の利用、水使用量の大きい遅れた生産技術や設備の淘汰、公共建築における節水基準に適合しない水使用器具の交換等の措置が打ち出されている。

　また、都市のゴミ処理施設に対する管理も強化する。ゴミからの資源回収やゴミの減量化、無害化を進め、ゴミ燃焼による発電や熱供給を推進する。

　（中国石油報 10月6日）