中国海関総署の発表した統計によると、中国の今年1〜8月の液化石油ガス及びその他の炭化水素系ガス輸入量は394.4万トン、前年同期比11.1％減少したが、輸入額は21.3億ドル、12.2％増となった。平均輸入価格は539.3$/tで、26.2％の上昇。

　8月の輸入量は50.9万トン、前年同期比19％減、輸入額は2.2億ドル、21.9％減となった。8月の平均輸入価格は426.6$/t、前年同期比3.7％の下落。

　地区別では、広東省の輸入が前年同期比6.8％減の318.2万トンで、全国総輸入量の80.7％を占めた。一方、浙江省は36.7％減の23.7万トン、上海市は49.3％減の15.1万トンと大幅な減少を示した。

　液化プロパンと液化ブタンの輸入量が大幅に減少する一方で、液化天然ガスの輸入量は大幅に増加した。1〜8月の液化天然ガス輸入量は229.1万トン、前年同期比35.8％もの増加となった。一方、液化プロパンは86.2万トン、前年同期比40.5％減、液化ブタンは77.4万トン、39.9％減となった。
　
　（中国海関総署ウェブサイト 11月11日）