商務部外貿司は「2009年度第1期一般貿易コークス輸出枠」を発表した。今年第1期のコークス輸出枠は578万トン、昨年同期の962万トンに比べ384万トン、40％近く減少したことになる。
　
　今年第1期の輸出枠を割り当てられたのは37社。今回、9社に対する割当が取り消され、7社が新たに追加された。取り消されたのは主に貿易会社であり、新規追加は石炭生産企業が主である。

　石炭専門家の黄騰氏によると、今回輸出枠が予想以上に減らされたが、世界的金融危機によってエネルギー需要が低迷する中、今回の輸出枠さえも消化できるかどうかは予断を許さない。なぜなら、国外の大型鉄鋼企業は中国をはるかに上回る減産を進めているからであり、コークス需要は大きく低下することは避けられない。

　（京華時報 1月9日）