中国海関総署11日の発表によると、今年1月の中国の貿易総額は1,418億ドルで、前年同期に比べ29%減少した。うち輸出額は前年同期比17.5%減の904.5億ドル、輸入額は同43.1%減の513.4億ドル。1月の貿易黒字は391億ドル、前年同期比102%増になった。 但し、今年1月は旧正月に当たり、昨年1月に比べ営業日が5日間少なかったため、その影響を除外すると、1月の輸出額は前年同期比6.8%の増加になり、輸出入額は8.2%減、輸入額は26.4%減という計算になる。 主要貿易相手国別では、1月の対EU貿易額は279.3億ドル、18.7%減、対米貿易額は222.5億ドル、15.2%減、対日貿易額は145億ドル、28%減。 地域別では、上位7位の省・直轄市の1月の輸出入額合計は同期の中国全体の輸出入額の82.8%を占めた。うち広東省は366.3億ドル、31.1%減、江蘇省は212.4億ドル、32.2%減、上海市は181.3億ドル、29.5%減。なお、福建省は、海峡両岸の「大三通」により、1月期の輸出額は44.8億ドルになり、伸び率は昨年12月の−7.6%から−3.4%に回復した。 外国投資企業の1月の輸出入額は740.5億ドル、前年同期比32.3%に減なったが、同期の中国の輸出入総額の52.2%と依然高い割合を占めている。1月の国有企業の輸出入額は316.5億ドル、前年同期比34.8%減になり、同期の中国の輸出入総額の22.3%を占めた。一方、集体、私営及びその他企業の輸出入額は前年同期比13.8%減の361億ドルで、同期の輸出入総額に占める割合は前年同期に比べ4.5ポイント高い25.5%になった。 品目別では、昨年8月以降の4回にわたる輸出税還付率の引き上げにより一部商品の輸出が若干増加したが、資源及びエネルギー型商品の輸出が減少した。例えば、1月のアパレル輸出額は前年同期比5.7%増の105.1億ドル、靴類は10.6%増の29.1億ドルになった。一方、機械電気製品の輸出は491.4億ドル、前年同期比20.9%減になり、輸出総額に占める比率は昨年同期より2.4ポイント低い54.3%に下がった。うち電気及び電子製品の輸出額は181.2億ドル、28.3%減、機械・設備は169.4億ドル、16%減、ハイテク製品は216.6億ドル、28%減。 その他の商品の輸出量は、食糧が25万トン、51.7%減、化学肥料44万トン、79.2%減、石炭366万トン、36.3%減、コークス8万トン、92%減、鋼材191万トン、53.8%減となった。 輸入商品については、鉄鉱砂、原油、石油製品等の平均輸入価格が著しく下落したため、初級製品の輸入額は138.5億ドルと、前年同期比50.3%もの大幅な減少を示した。1月の鉄鉱砂輸入量は3,265万トン、前年同期比11.2%減、平均輸入価格はトン80.9ドル、前年同期比37%の下落。原油輸入量は1,282万トン、前年同期比8%減、価格は前年同期比53.3%低いトン302.3ドル、石油製品輸入量は239万トン、前年同期比26.2%減、平均輸入価格はトン340.9ドル、50.8%の下落となった。1月の工業製品の輸入額は374.9億ドル、前年同期比39.9%減少したが、同期の輸入総額に占める比率は昨年同期より3.7ポイント高い73%になった。 (中国海関総署ウェブサイト 2月11日)
中国海関総署11日の発表によると、今年1月の中国の貿易総額は1,418億ドルで、前年同期に比べ29%減少した。うち輸出額は前年同期比17.5%減の904.5億ドル、輸入額は同43.1%減の513.4億ドル。1月の貿易黒字は391億ドル、前年同期比102%増になった。
但し、今年1月は旧正月に当たり、昨年1月に比べ営業日が5日間少なかったため、その影響を除外すると、1月の輸出額は前年同期比6.8%の増加になり、輸出入額は8.2%減、輸入額は26.4%減という計算になる。
主要貿易相手国別では、1月の対EU貿易額は279.3億ドル、18.7%減、対米貿易額は222.5億ドル、15.2%減、対日貿易額は145億ドル、28%減。
地域別では、上位7位の省・直轄市の1月の輸出入額合計は同期の中国全体の輸出入額の82.8%を占めた。うち広東省は366.3億ドル、31.1%減、江蘇省は212.4億ドル、32.2%減、上海市は181.3億ドル、29.5%減。なお、福建省は、海峡両岸の「大三通」により、1月期の輸出額は44.8億ドルになり、伸び率は昨年12月の−7.6%から−3.4%に回復した。
外国投資企業の1月の輸出入額は740.5億ドル、前年同期比32.3%に減なったが、同期の中国の輸出入総額の52.2%と依然高い割合を占めている。1月の国有企業の輸出入額は316.5億ドル、前年同期比34.8%減になり、同期の中国の輸出入総額の22.3%を占めた。一方、集体、私営及びその他企業の輸出入額は前年同期比13.8%減の361億ドルで、同期の輸出入総額に占める割合は前年同期に比べ4.5ポイント高い25.5%になった。
品目別では、昨年8月以降の4回にわたる輸出税還付率の引き上げにより一部商品の輸出が若干増加したが、資源及びエネルギー型商品の輸出が減少した。例えば、1月のアパレル輸出額は前年同期比5.7%増の105.1億ドル、靴類は10.6%増の29.1億ドルになった。一方、機械電気製品の輸出は491.4億ドル、前年同期比20.9%減になり、輸出総額に占める比率は昨年同期より2.4ポイント低い54.3%に下がった。うち電気及び電子製品の輸出額は181.2億ドル、28.3%減、機械・設備は169.4億ドル、16%減、ハイテク製品は216.6億ドル、28%減。
その他の商品の輸出量は、食糧が25万トン、51.7%減、化学肥料44万トン、79.2%減、石炭366万トン、36.3%減、コークス8万トン、92%減、鋼材191万トン、53.8%減となった。
輸入商品については、鉄鉱砂、原油、石油製品等の平均輸入価格が著しく下落したため、初級製品の輸入額は138.5億ドルと、前年同期比50.3%もの大幅な減少を示した。1月の鉄鉱砂輸入量は3,265万トン、前年同期比11.2%減、平均輸入価格はトン80.9ドル、前年同期比37%の下落。原油輸入量は1,282万トン、前年同期比8%減、価格は前年同期比53.3%低いトン302.3ドル、石油製品輸入量は239万トン、前年同期比26.2%減、平均輸入価格はトン340.9ドル、50.8%の下落となった。1月の工業製品の輸入額は374.9億ドル、前年同期比39.9%減少したが、同期の輸入総額に占める比率は昨年同期より3.7ポイント高い73%になった。
(中国海関総署ウェブサイト 2月11日)