シマトコエネルギー相を長とするロシアの交渉団が16日北京に到着、中露石油融資交渉の妥結を図ることになる。

　昨年10月、中露両国は、中国からロスネフチとトランスネフチへの合計250億ドルに上る融資と、ロシアから中国への20年間合計3億トンの原油輸出で基本合意に達したが、契約交渉はその後進展していない。2008年11月の第1回協議を皮切りに数回にわたり交渉が進められたものの、金利をめぐる溝が埋まらず、交渉の結論は未だ出ていない。

　報道によると、トランスネフチは担保を提供することが出来ず、融資を受けられない可能性もある。また、ロスネフチは巨額の債務を背負った場合、自身に格付けに悪影響が及ぶ恐れもあるため、ロシア政府は大手国有銀行に融資の保証をさせるよう検討しているとのこと。

　（財経網 2月16日）