国家発展改革委員会筋によると、国家石油戦略備蓄の「神経中枢」となる国家石油備蓄センターが間もなく発足する。

　同センターの設立についてはずいぶん前から準備が進められてきたが、国家発展改革委員会の下に置くか、それとも再設するかどうかで討議の続いているエネルギー部の下に置くかが決定されていないため、設立が遅れていた。

　中国の石油戦略備蓄システムの整備は開始されたばかりであり、エネルギー管理機関も次第に完備されているところである。これより先、国家発展改革委員会エネルギー局と国家エネルギー指導小組及び同弁公室が相次いで設けられている。

　現在、中国のエネルギー発展戦略を統括する国家発展改革委員会エネルギー局が国家石油備蓄の責務を負っており、エネルギー局の下には、課クラスの専門機関である石油備蓄弁公室が設けられている。

　中国は国家石油備蓄基地の建設を強化しており、現在第一陣の4大石油備蓄基地が次々と竣工している。第二陣の立地選定作業もすでに開始されており、広東、海南、湖北等が名乗りを上げている。また、「国家石油備蓄法」など関連法規の起草作業も目下進められている。

　(中国鉱業網 9月26日)