中国の2月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.6％のマイナスになった。都市部は−1.9％、農村部は−0.8％。食品価格は−1.9％、非食品価格は−1.5％。
前月比では、2月のCPIは1月期と横ばいで、食品価格はプラス0.8％。

　2月の食品価格のうち、食肉及び食肉製品価格は前年同期比−8.8％（豚肉は−18.9％）、野菜は−9.3％であったのに対し、穀類は＋4.4％になった。

　衣類価格は前年同期比−2.3％、うちアパレルは−2.7％。

　1、2月の累計では、前年同期比−0.3％、うち都市部は−0.6％、農村部は＋0.3％。食品価格は＋1.0％、衣類は−2.5％。

　また、2月の工業品出荷価格指数(PPI)は前年同期比4.5％のマイナスとなった。うち、原材料、燃料、動力購入価格は−7.1％に上った。

　生産資材出荷価格は−5.7％、うち採掘業は−17.4％、原料工業は−8.4％、加工工業は−3％。生活資材出荷価格は−0.4％、うち食品類は−0.7％、衣類及び一般日用品は＋0.6％、耐久消費財は−1.9％。

　品目別では、原油出荷価格が前年同期比−56.3％になり、うちガソリン出荷価格は−0.5％、灯油は−26.4％、軽油は−11.4％。一方、原炭出荷価格は＋18.7％となった。

　鉄鋼・圧延加工業の出荷価格は前年同期比−8.9％、うち一般大型鋼材価格は−6.3％、一般中型鋼材は−11.1％、一般小型鋼材は−5.1％、中厚鋼板は−16.4％、鋼線材は−14.7％。

　非鉄金属精錬・圧延加工業の出荷価格は−25％になった。

　1、2月の累計工業品出荷価格指数は前年同期比−3.9％、原材料、燃料、動力購入価格は−6.2％。

　（国家統計局 3月10日）