ブルームバーグ通信社3月10日発によると、ミャンマー国営石油ガス公社(MOGE)の某幹部はブルームバーグの取材に対し、ミャンマーのSittweと中国の昆明を結ぶ天然ガスパイプラインは早ければ2013年4月に完成してガス輸送を開始すると述べた。同幹部によると、両国の間で具体的な建設案と関連費用の分担について依然交渉が続いているとのこと。 中国はミャンマーからの石油・天然ガス輸入によって、エネルギー輸入ルートを広げることが可能になり、特に同パイプラインが完成すると、中国は中東から輸入する原油を、マラッカ海峡を経由せずに輸送することができるので、戦略的意義は極めて大きい。 前出のMOGE幹部によると、2008年12月にMOGE、中国の中国石油天然ガス集団(CNPC)、韓国の大宇インターナショナルの三者が調印した協議書には、ミャンマーから中国へ年間4億ft3の天然ガスを輸出することが盛り込まれている。供給期間は30年に及ぶ。 中国とミャンマーは、天然ガスパイプラインの具体的な建設案や関連費用の分担について、今のところ未だ合意に達していない。しかし、当初の構想によると、2013年4月には完成する予定である。 なお、大宇インターナショナルは昨年12月、中国向け天然ガス輸出価格は国際市場の変化に応じて変動させ、3ヵ月毎に1回改訂すると発表している。 中国向け天然ガスの供給源はミャンマー近海のA-1、A-3鉱区であり、同鉱区の天然ガス総埋蔵量は4.5〜7.7兆m3に上る。専門家の見積もりでは、ミャンマーの天然ガス確認可採埋蔵量は5,100億m3になる。なお、A-1及びA-3鉱区の事業は、大宇インターナショナルが株 式の51%を保有し、MOGEが15%、インドONGC Videshが17%、韓国のKOGASとインドのGAILがそれぞれ8.5%保有している。 (中国経済網 3月12日)
ブルームバーグ通信社3月10日発によると、ミャンマー国営石油ガス公社(MOGE)の某幹部はブルームバーグの取材に対し、ミャンマーのSittweと中国の昆明を結ぶ天然ガスパイプラインは早ければ2013年4月に完成してガス輸送を開始すると述べた。同幹部によると、両国の間で具体的な建設案と関連費用の分担について依然交渉が続いているとのこと。
中国はミャンマーからの石油・天然ガス輸入によって、エネルギー輸入ルートを広げることが可能になり、特に同パイプラインが完成すると、中国は中東から輸入する原油を、マラッカ海峡を経由せずに輸送することができるので、戦略的意義は極めて大きい。
前出のMOGE幹部によると、2008年12月にMOGE、中国の中国石油天然ガス集団(CNPC)、韓国の大宇インターナショナルの三者が調印した協議書には、ミャンマーから中国へ年間4億ft3の天然ガスを輸出することが盛り込まれている。供給期間は30年に及ぶ。
中国とミャンマーは、天然ガスパイプラインの具体的な建設案や関連費用の分担について、今のところ未だ合意に達していない。しかし、当初の構想によると、2013年4月には完成する予定である。
なお、大宇インターナショナルは昨年12月、中国向け天然ガス輸出価格は国際市場の変化に応じて変動させ、3ヵ月毎に1回改訂すると発表している。
中国向け天然ガスの供給源はミャンマー近海のA-1、A-3鉱区であり、同鉱区の天然ガス総埋蔵量は4.5〜7.7兆m3に上る。専門家の見積もりでは、ミャンマーの天然ガス確認可採埋蔵量は5,100億m3になる。なお、A-1及びA-3鉱区の事業は、大宇インターナショナルが株 式の51%を保有し、MOGEが15%、インドONGC Videshが17%、韓国のKOGASとインドのGAILがそれぞれ8.5%保有している。
(中国経済網 3月12日)