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中国
【原子力】

中国 原子力発電開発目標を上方修正 2020年には電力設備容量の5%以上に (09/04/21)
2009/4/21
中国【原子力】

 張徳江副首相は20日、北京で開かれた「21世紀のための原子力エネルギー」閣僚級会合において、原子力発電開発を加速しエネルギー供給におけるクリーン・エネルギーの比重を高めることは中国エネルギー開発の重点戦略であると表明した。

 中国は2007年10月に公布した「原子力発電中長期計画(2005〜2020年)」の中で、2020年には運転中の原子力発電容量を4,000万kWとし、総電力設備容量に占める原子力発電の比率を4%にするとしていた。

 しかし、張国宝国家能源局長は20日、「政府は原子力発電中長期計画の修正作業を進めている。沿海部の原子力発電の発展を加速し、内陸部の原子力発電建設を科学的に計画し、2020年には全国総電力設備容量に占める原子力発電の比率を5%以上にするよう努力する」と述べた。

 なお、中国の現有の原子力発電ユニットは11基、設備容量910万kW、年間発電量692.18億kWhである。浙江省泰山、広東省大亜湾、江蘇省田湾にはすでに三大原子力発電基地が完成している。さらに、建設中の原子力発電ユニットは24基、容量は2,500万kW余りに上る。

 (第一財経日報 4月21日)