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【石油・天然ガス】

中露原油パイプライン 中国国内区間が18日着工 (09/05/19)
2009/5/19
中国【石油・天然ガス】

 中露原油パイプラインが18日、黒龍江省漠河県興安鎮で正式に着工された。

 このパイプラインはロシアESPOパイプライン(東シベリア−太平洋パイプライン)スコボロジノ分岐ステーションを起点に、中露国境のジャリンダ計量ステーションを経て黒龍江を横断し、黒龍江省、内蒙古自治区の13の県・市を経由して、大慶ターミナルまで全長1,030km(うち中国国内が965km)に上る。年間送油量は1,500万トン。

 永久凍土地帯を通る原油パイプラインの敷設は中国初。北ブロック沿線500kmは永久凍土地帯と各種凍土地帯が連なる地域であり、特に漠河から加格達奇の450kmは大興安嶺森林地帯と永久凍土地帯が続く。国外の凍土地帯のパイプラインとは、ロケーション、自然環境や輸送技術に差異があり、直接参考にすることの出来るノウハウがない。パイプラインの施工に当たる中国石油天然ガス集団(CNPC)は永久凍土地帯と森林地帯の施工を対象に専門研究を進め、重要な成果を上げた。そうした研究成果は今回のパイプライン建設の設計、施工案に生かされる。

(人民網 5月19日)