鉄道部が先頃公布した「鉄道科学技術第11次５ヵ年発展計画」は、今後省エネと環境保護技術に重点を置き、省資源と総合利用技術や環境保護技術の研究、応用、普及を全面的に展開し、鉄道の省エネ・環境保護水準を高めるとしている。

　鉄道自体は本来省エネ・環境保護型の交通手段ではあるが、鉄道建設規模の拡大や輸送量の増加に伴い、鉄道の省エネ・排出削減や環境保護に対する要求がますます高まっている。

　第11次５ヵ年規画期に鉄道系統は、省資源及び総合利用技術の面では、内燃機関車の石油節約技術、電化鉄道の電力効率と品質向上技術、品質別の給水と節水技術、鉄道における新エネルギー、再生可能エネルギーや資源リサイクル技術、大型駅のソーラー、地熱利用など省エネ技術、エネルギーと水資源消費の計測評価システム等の研究を発展開する。

　また、環境保護の面でも、鉄道による振動や騒音の減少、固体廃棄物処理、内燃機関車の排ガス及び貨物列車停車場の揚塵の抑制技術、客車の排泄物・汚水回収技術、中小駅の無動力汚水処理技術、鉄道建設における生態保護や水資源の保護等の技術研究を進める。

　（新華網 10月4日）