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【エネルギー全般・政治経済】

重慶市 今後5年間で400億元投じて38基のダムを建設 (07/10/05)
2007/11/22
中国【エネルギー全般・政治経済】

 重慶市は今後5年間で38基のダムを建設するよう計画している。この数は同じ時期に全国で着工されるダムの4割に当たる。

 重慶市は昨年、100年に一度の大旱魃に見舞われ、今年は超大型暴雨による洪水の被害に遭った。水利のインフラは脆弱であり、経済と社会の発展を制約するボトルネックの1つとなっている。一方、重慶市の「一圏両翼」戦略(2020年までに、大都市を中核として1時間の通勤距離を半径とする経済圏である“一圏”といくつかの小都市からなる都市“両翼”を建築する重慶の都市戦略構想)の面からも水利事業の発展が求められている。そのため、重慶市は水利発展第11次5ヵ年計画を修正し、今後5年内に着工するダムを従来の11基から38基に増やすことにした。総投資額は400億元を上回るだろう。

 現在、開県の鯉魚塘ダム、南岸迎龍湖ダム、万盛青山湖ダムなど7基の中核工事が基本的に竣工し、大足玉灘、璧山三江等のダムも前倒しで着工されている。

 「一圏両翼」経済圏の水利用問題を解決するため、1時間の通勤距離を半径とする経済圏に243億元を投じて、第11次5ヵ年規画末には農村人口の80%以上の飲用水の安全を確保し、都市の飲用水安全問題を基本的に解決する。県クラス以上の都市と重点集合鎮の洪水防止が基本的に基準を満たすようにする。給水能力10億m3を新たに増やし、一定規模以上に企業に対する生産用水の供給を確保する。「両翼」地区では368.42万の農村人口と121.5万人の都市住民の飲用水問題を解決し、4.99億m3の給水能力を新たに増やす。

 (重慶商報 10月5日)