晋城煤業集団の年産10万トンMTG(Methanol to Gasoline)試験プラントが6月28日、生産に成功した。

　この試験プラントは国家「863」計画及び山西省第11次５ヵ年規画の重点プロジェクトに指定されており、低品位無煙炭を利用して、オクタン価93ガソリンを主に生産するが、副産物としてLNG、硫黄、メタノール、DME、エチレン、プロピレンなど様々な化学品も生産することが出来る。

　晋城煤業集団は中国科学院山西石炭化学研究所と共同で山西省粉炭ガス化研究センターを設け、最も重要な低品位粉炭のガス化技術のネック打開を試み、また、モービルやドイツのUhde社と協力して先進技術を導入した。国際先進技術を備えるMTGプラントの操業は中国初であり、世界的にも操業中のプラントとして唯一。

　（中国能源網 7月7日）