2010年における中国のバイオマスエネルギー発展目標は次のようになる。バイオマス発電550万kW、バイオ液体燃料200万トン、メタン発酵ガス利用量190億m3、バイオブリケット燃料100万トン。また、年間一次エネルギー消費量に占めるバイオマスエネルギーの比率は1％が目標になる。

　また、財政部はバイオマスエネルギー・化学工業に対し、赤字補填、原料基地及びモデルプロジェクトへの助成、優遇税制といった支援政策を適用することになる。但し、財政部は、バイオエネルギー基地建設には未利用地を開発すること、財政支援は企業の効率向上に役立つこと、産業の健全な発展を誘導し投資過熱を避けること、といった原則を堅持すべきとしている。

　一方、科学技術部は、2010年までの第11次５ヵ年規画において、国家科学技術支援計画の重要プロジェクトとして「農林バイオマスプロジェクト」に1.5億元支出する。

　（新華社 7月13日）