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【石油・天然ガス】

中緬パイプラインが9月着工へ ペトロチャイナと雲南省の共同出資会社発足で昆明市の天然ガス受入準備が始動 (09/07/09)
2009/7/13
中国【石油・天然ガス】

 ペトロチャイナ崑崙燃気有限公司、雲南省投資控股集団有限公司、昆明煤気集団控股有限公司、雲南長安投資有限公司の共同出資による昆明中油崑崙燃気有限公司が8日、正式に発足した。同社はミャンマー天然ガスの昆明への受入準備のため設立された。最新情報によると、中緬石油・天然ガスパイプラインは今年9月に着工される。

 2012年か2013年には昆明への天然ガス供給が開始される公算。昆明中油崑崙燃気有限公司の商博軍董事長(会長)は、「中緬パイプラインが着工されれば、我々はミャンマー天然ガスを迎え入れるため直ちに人工ガス管網の改造に着手できる。工事は半年か1年しか要しない」と述べた。氏は、中緬パイプライン着工時期や昆明の天然ガス使用開始時期について明らかにしなかったが、中緬パイプラインの昆明への導入時期から推測すると、5年以内に昆明で天然ガスが使用できるようになる。

 ミャンマーの天然ガスは家庭用の他、市バスやタクシーでも利用され、エネルギー構造の改変が実現する。商博軍董事長によると、市バスやタクシーの天然ガス使用はすでに試験的に実施されているが、普及の障害になるのはやはりガス補給問題である。現在、昆明中油崑崙燃気有限公司は昆明市政府の関係部局とともに計画を進めており、既存のサービスステーションをガソリン・ガス両用のステーションに改造するとともに、新規建設も行うことになる。

 また、これまで天然ガスがなかったために実施できなかった事業も可能になり、資本誘致を促進できるだろう。

 (春城晩報 7月9日)