社会科学文献出版社発行の「中国エネルギー発展報告2009」が昨日発表ざれた。同書によると、中国の原油輸入依存度は上昇し、2020年には64.5%になる。 同書は将来の石油供給の見通しについて、東部油田の生産量低下、西部油田の開発の遅れや海洋油田の生産量が低いことなど、中国の石油生産の大幅増は見込めず、2010年の原油生産量は1.77〜1.98億トン、2020年は1.82〜2億トンと若干の増加傾向を示すものの、2020年の生産量は1.81〜2.01億トンに止まり、その後は年を追うごとに低減するとしている。 エネルギー消費需要とエネルギー生産状況の対比から見て、中国のエネルギー供給の見通しは憂慮せざるを得ないと同書は指摘する。懸念材料は、中国のエネルギー資源総量が世界のわずか10%、1人当たり資源量が世界の40%に過ぎないこと、高品質の資源が少なく、保証程度が低いこと。石炭の残存埋蔵量は100年分足らず、石油に到っては15年足らず、天然ガスは30年足らずでしかない。一方、世界平均では、石炭230年、石油45年、天然ガス61年になる。 (新民網 7月30日)
社会科学文献出版社発行の「中国エネルギー発展報告2009」が昨日発表ざれた。同書によると、中国の原油輸入依存度は上昇し、2020年には64.5%になる。
同書は将来の石油供給の見通しについて、東部油田の生産量低下、西部油田の開発の遅れや海洋油田の生産量が低いことなど、中国の石油生産の大幅増は見込めず、2010年の原油生産量は1.77〜1.98億トン、2020年は1.82〜2億トンと若干の増加傾向を示すものの、2020年の生産量は1.81〜2.01億トンに止まり、その後は年を追うごとに低減するとしている。
エネルギー消費需要とエネルギー生産状況の対比から見て、中国のエネルギー供給の見通しは憂慮せざるを得ないと同書は指摘する。懸念材料は、中国のエネルギー資源総量が世界のわずか10%、1人当たり資源量が世界の40%に過ぎないこと、高品質の資源が少なく、保証程度が低いこと。石炭の残存埋蔵量は100年分足らず、石油に到っては15年足らず、天然ガスは30年足らずでしかない。一方、世界平均では、石炭230年、石油45年、天然ガス61年になる。
(新民網 7月30日)