中国国家海洋局の王宏副局長は7月30日、中国の海洋石油資源量は約240億トン、天然ガス資源量は14兆m3であることを明らかにした。 王宏副局長によると、石油・天然ガス資源以外にも、海洋生物、鉱産物、再生可能エネルギーなど中国の海洋資源は多様であり、海洋生物は2万種余り、魚類は3,000種余り、再生可能エネルギーの理論上の埋蔵量は6.3億kWに上る。また、中国の領海面積は38万km2、「国連海洋法条約」と中国の主張に基づく専管海域面積は300万km2になる。 但し、王宏副局長は、中国の海洋資源は膨大な人口規模からすれば極めて限られたものでしかないと指摘する。通常、一国の海洋資源の優越性を測る尺度として、1人当たり専管海域面積、海上面積と陸上面積の比、海岸線の長さと国土面積の比があるが、中国の1人当たり専管海域面積は世界第120位程度、海上面積と陸上面積の比は0.31:1で世界第100位を下回り、海岸線の長さと国土面積の比では世界第90位を下回っている。 王宏副局長は、中国の海洋資源について、一定の規模と基盤を有してはいるが、強固なものではなく、海洋開発に当たってはこうした点を認識しなければならないとした。 (中国経済網 7月31日)
中国国家海洋局の王宏副局長は7月30日、中国の海洋石油資源量は約240億トン、天然ガス資源量は14兆m3であることを明らかにした。
王宏副局長によると、石油・天然ガス資源以外にも、海洋生物、鉱産物、再生可能エネルギーなど中国の海洋資源は多様であり、海洋生物は2万種余り、魚類は3,000種余り、再生可能エネルギーの理論上の埋蔵量は6.3億kWに上る。また、中国の領海面積は38万km2、「国連海洋法条約」と中国の主張に基づく専管海域面積は300万km2になる。
但し、王宏副局長は、中国の海洋資源は膨大な人口規模からすれば極めて限られたものでしかないと指摘する。通常、一国の海洋資源の優越性を測る尺度として、1人当たり専管海域面積、海上面積と陸上面積の比、海岸線の長さと国土面積の比があるが、中国の1人当たり専管海域面積は世界第120位程度、海上面積と陸上面積の比は0.31:1で世界第100位を下回り、海岸線の長さと国土面積の比では世界第90位を下回っている。
王宏副局長は、中国の海洋資源について、一定の規模と基盤を有してはいるが、強固なものではなく、海洋開発に当たってはこうした点を認識しなければならないとした。
(中国経済網 7月31日)