商務部外資司の孫鵬副司長は30日、今年上期、中国への外国投資は引き続き低減傾向を示したと表明した。特にサービス分野において実行ベースの外国投資が比較的大きな減少を示し、また、不動産分野の外国投資が低下したことが、上期の外国投資減少の主な原因になった。

　今年上期の外国投資は実行ベースで430.1億ドル、前年同期比17.9％減。業種別では、サービス業の減少が比較的大きく、27.7％の減少になった。製造業の減少率は10.1％で、全国平均を下回った。しかし、専用設備、汎用設備、交通運輸設備の製造などの資本集約型産業の実行ベースの外国投資は大幅に減少し、専用設備製造業の外国投資の減少率は製造業全体の減少率より4ポイント高く、汎用設備製造業は同じく6ポイント、交通運輸設備製造業は18ポイント高かった。

　また、商務部機電科技産業司の張●司長は、今年上期の機械電気製品の輸出額が前年同期比21.2％減の3,066.8億ドルになったと述べた。張司長は、この25年間における中国の機械電気製品輸出の年平均伸び率は30.9％に達していると指摘した上で、このようなスピードは今後継続が難しいとしたが、中国の機械電気製品輸出の優位は依然顕著であり、今後の輸出の伸びは生産方式の高度化と生産構造の改変にかかっていると述べた。

　（中国証券報 7月31日）

　●…「馬」へんに「冀」