今年上半期において中国のGDP成長率が71.％、工業付加価値生産額の伸び率が7.0％に上った一方で、全国電力使用量は2.24％のマイナスになった。このようなギャップについて一部の学者が疑問を投げかけているのに対し、国家統計局は、ギャップの原因は経済構造の変化と省エネにあると表明した。

　統計局の幹部によると、中国の経済構造には顕著な変化が生じており、今年上半期の電力使用量の低下は、工業生産高の伸び率の低下、工業の電力使用量の大幅な減少や工業用電力使用量のシェアの低下が主な原因となっている。工業部門内部においても業種により電力需要に大きな差異が生じており、上半期は化学原料など4大電力多消費産業の伸び率が低下したため、工業用電力使用量の急減を招いた。その他にも、省エネ対策によって相当大きな節電効果が上がったこともギャップの原因と国家統計局は指摘した。

　（新京報 8月5日）