中国石油化学協会が20日公表した最新統計によると、中国の7月の石油製品生産量は過去最高を記録した。しかし、化学工業は低迷が続き、生産高が著しく低下、そのため石油製品販売量の減少と在庫の大幅な増加を招いた。 中国の7月の原油生産量は1,614.3万トン、前年同月比0.3%減少したが、減少幅は狭まった。天然ガス生産量は70.7億m3、前年同期比10.5%増となった。 原油精製量は3,311.3万トン、前年同期比8.3%増、石油製品生産量は2,060.7万トン、前年同期比13.8%増となった。原油精製量、石油製品生産量ともに過去最高を記録した。しかし、化学工業製品の生産量は軒並み減少し、化学肥料、農薬、タイヤ、硫酸、カーバイド、メタノール、炭酸ソーダ、PVCなどの主要化学工業製品の生産量は前月比で減少した。生産量が伸びたのは、エチレン、苛性ソーダ、ポリエチレン、ポリプロピレンなど数種類に限られる。 業界筋の分析によると、今年上半期において石油製品生産量が急増した理由として、経済回復による需要回復や、製油企業が下半期における石油製品値上げを見越して上半期の原油精製量を増やしたことなどが挙げられる。 (証券時報 8月21日)
中国石油化学協会が20日公表した最新統計によると、中国の7月の石油製品生産量は過去最高を記録した。しかし、化学工業は低迷が続き、生産高が著しく低下、そのため石油製品販売量の減少と在庫の大幅な増加を招いた。
中国の7月の原油生産量は1,614.3万トン、前年同月比0.3%減少したが、減少幅は狭まった。天然ガス生産量は70.7億m3、前年同期比10.5%増となった。
原油精製量は3,311.3万トン、前年同期比8.3%増、石油製品生産量は2,060.7万トン、前年同期比13.8%増となった。原油精製量、石油製品生産量ともに過去最高を記録した。しかし、化学工業製品の生産量は軒並み減少し、化学肥料、農薬、タイヤ、硫酸、カーバイド、メタノール、炭酸ソーダ、PVCなどの主要化学工業製品の生産量は前月比で減少した。生産量が伸びたのは、エチレン、苛性ソーダ、ポリエチレン、ポリプロピレンなど数種類に限られる。
業界筋の分析によると、今年上半期において石油製品生産量が急増した理由として、経済回復による需要回復や、製油企業が下半期における石油製品値上げを見越して上半期の原油精製量を増やしたことなどが挙げられる。
(証券時報 8月21日)