国家統計局総合司は11日、今年8月及び1〜8月の中国経済統計を発表した。 【工業生産】 8月の工業生産は引き続き急速な伸びを示している。 8月の一定規模以上の企業による工業付加価値生産額は前年同月比12.3%増で、伸び率は前年同月より0.5ポイント下がったが、前月比では1.5ポイント上昇した。4ヶ月連続で前年同月比でのプラスになった。 企業類型別の伸び率は、国有及び国有持ち株企業8.6%、集体企業10.9%、株式制企業14.7%、外国及び香港・マカオ・台湾投資企業8.0%。重工業は13.2%、軽工業は9.8%。 業種別では、39分類の業種すべての生産高が前年同月比でプラスになった。各業種の伸び率は、紡績業9.8%、化学原料及び化学製品製造業18.2%、非金属鉱物製品製造業17.3%、汎用設備製造業12.0%、交通運輸設備製造業26.7%、電気機械及び器材製造業13.0%、通信設備・コンピューター及びその他電子設備製造業4.8%、電力・熱力生産供給業6.8%、鉄鋼及び压延加工業13.3%。 品目別では、494種の製品のうち、生産高が前年同月比でプラスになったのは364種。主な製品の生産量と前年同月比の伸び率は、原炭2.6億トン、14.6%、原油1,632万トン、1.6%、発電量3,443億kWh、9.3%、粗鋼5,233万トン、22.0%、セメント1.5億トン、24.0%。自動車は116.7万台、90.0%増になり、うち乗用車は65.7万台、96.2%増になった。 1〜8月の工業付加価値生産額は前年同期比8.1%のプラスになったが、前年同期の伸び率に比べると7.6ポイント下がった。 【都市部固定資産投資】 1〜8月の都市部固定資産投資の伸び率は前年同期よりもやや上昇した。 1〜8月の都市固定資産投資は11兆2,985億元、前年同期比33.0%増になり、伸び率は前年同期に比べ5.6ポイント上昇した。うち不動産開発投資は2兆1,147億元、14.7%増。 事業別では、1〜8月の中央事業投資が1兆53億元、前年同期比22.3%増、地方事業投資が10兆2,932億元、34.2%増。 内資企業の投資は10兆3,763億元、前年同期比36.8%増。香港・マカオ・台湾企業の投資は3,844億元、0.8%のマイナスになり、外国企業の投資は4,769億元、1.1%のプラスに止まった。 1〜8月の第一次産業の投資は60.4%増、第二次産業27.0%増、第三次産業37.3%増。 業種別では、1〜8月の石炭採掘及び洗炭業の投資が1,719億元、前年同期比36.0%増、電力・熱力生産供給業の投資は6,269億元、23.5%増。石油・天然ガス採掘業の投資は1,340億元、7.1%下がった。鉄道運輸業の投資は3,106億元、103.5%増に上った。 1〜8月の新規着工事業は23万4,906件、前年同期より6万9,223件増えた。新規着工事業の総計画投資額は9兆6,739億元、前年同月比81.7%増。 資金調達状況を見ると、1〜8月は13兆2,007億元、前年同月比39.1%増。うち国家予算内の資金は82.7%増、国内融資47.4%増、自己調達資金33.3%増。外資の利用はマイナス12.1%になった。 【小売】 社会消費品小売総額は引き続き安定した伸びを示している。 8月の社会消費品小売総額は1兆116億元、前年同月比15.4%増。伸び率は前年同期より7.8ポイント下がったが、前月に比べ0.2ポイント上がった。 8月の都市消費品小売総額は6,935億元、15.3%増、県及び県以下の消費品小売総額は3,181億元、15.5%増。 主要品目別の伸び率は、穀物・食用油12.7%、肉・卵5.9%、衣類23.3%、日用品15.6%、家電・AV機器10.9%、自動車34.8%、石油及び石油製品6.8%、建築及び内装材36.6%。 1〜8月の社会消費品小売総額は7兆8,763億元、前年同月比15.1%増になり、伸び率は前年同期より6.8ポイント下がった。 【消費者物価】 8月の住民消費価格(CPI)は前年同月比の下落率が縮小し、さらに、前月比では上昇を示した。 8月の住民消費価格は前年同月比1.2%下落したが(前年同月は4.9%上昇)、下落率は前月に比べ0.6ポイント縮小した。都市部は前年同月比1.3%、農村部は1.0%の下落。品目別では、食品価格が0.5%上昇したのに対し、非食品価格は2.0%下落した。消費品価格は1.1%、サービス価格は1.5%下落した。 8月の住民消費価格は前月比では0.5%上昇した。うち都市部は0.4%、農村部は0.6%上昇した。また、食品価格は1.3%、非食品価格は0.1%、サービス価格は0.1%、それぞれ上昇した。 1〜8月の住民消費価格は、前年同月比1.2%の下落になった(前年同期は7.3%上昇)。 【PPI】 工業品出荷価格(PPI)の前年同月比の下落率は縮小し、前月比では引き続き上昇を示している。 8月の工業品出荷価格は前年同月比7.9%下落したが(前年同月は10.1%の上昇)、下落率は前月に比べ0.3ポイント縮小した。 8月の生産資材出荷価格は前年同月比9.7%下落した。うち採掘工業の生産資材出荷価格は25.9%、原料工業は11.5%、加工工業は6.9%下落した。 8月の生活資材出荷価格は前年同月比1.9%下落し、うち食品類は2.3%、衣類は0.4%、一般日用品は1.8%、耐久消費財は2.3%下落した。 8月の工業品出荷価格は、前月比では0.8%上昇した。前月比での上昇は5ヶ月連続。 1〜8月の工業品出荷価格は前年同期比6.4%下落した(前年同期は8.2%の上昇)。 (国家統計局ウェブサイト 9月11日)
国家統計局総合司は11日、今年8月及び1〜8月の中国経済統計を発表した。
【工業生産】
8月の工業生産は引き続き急速な伸びを示している。
8月の一定規模以上の企業による工業付加価値生産額は前年同月比12.3%増で、伸び率は前年同月より0.5ポイント下がったが、前月比では1.5ポイント上昇した。4ヶ月連続で前年同月比でのプラスになった。
企業類型別の伸び率は、国有及び国有持ち株企業8.6%、集体企業10.9%、株式制企業14.7%、外国及び香港・マカオ・台湾投資企業8.0%。重工業は13.2%、軽工業は9.8%。
業種別では、39分類の業種すべての生産高が前年同月比でプラスになった。各業種の伸び率は、紡績業9.8%、化学原料及び化学製品製造業18.2%、非金属鉱物製品製造業17.3%、汎用設備製造業12.0%、交通運輸設備製造業26.7%、電気機械及び器材製造業13.0%、通信設備・コンピューター及びその他電子設備製造業4.8%、電力・熱力生産供給業6.8%、鉄鋼及び压延加工業13.3%。
品目別では、494種の製品のうち、生産高が前年同月比でプラスになったのは364種。主な製品の生産量と前年同月比の伸び率は、原炭2.6億トン、14.6%、原油1,632万トン、1.6%、発電量3,443億kWh、9.3%、粗鋼5,233万トン、22.0%、セメント1.5億トン、24.0%。自動車は116.7万台、90.0%増になり、うち乗用車は65.7万台、96.2%増になった。
1〜8月の工業付加価値生産額は前年同期比8.1%のプラスになったが、前年同期の伸び率に比べると7.6ポイント下がった。
【都市部固定資産投資】
1〜8月の都市部固定資産投資の伸び率は前年同期よりもやや上昇した。
1〜8月の都市固定資産投資は11兆2,985億元、前年同期比33.0%増になり、伸び率は前年同期に比べ5.6ポイント上昇した。うち不動産開発投資は2兆1,147億元、14.7%増。
事業別では、1〜8月の中央事業投資が1兆53億元、前年同期比22.3%増、地方事業投資が10兆2,932億元、34.2%増。
内資企業の投資は10兆3,763億元、前年同期比36.8%増。香港・マカオ・台湾企業の投資は3,844億元、0.8%のマイナスになり、外国企業の投資は4,769億元、1.1%のプラスに止まった。
1〜8月の第一次産業の投資は60.4%増、第二次産業27.0%増、第三次産業37.3%増。
業種別では、1〜8月の石炭採掘及び洗炭業の投資が1,719億元、前年同期比36.0%増、電力・熱力生産供給業の投資は6,269億元、23.5%増。石油・天然ガス採掘業の投資は1,340億元、7.1%下がった。鉄道運輸業の投資は3,106億元、103.5%増に上った。
1〜8月の新規着工事業は23万4,906件、前年同期より6万9,223件増えた。新規着工事業の総計画投資額は9兆6,739億元、前年同月比81.7%増。
資金調達状況を見ると、1〜8月は13兆2,007億元、前年同月比39.1%増。うち国家予算内の資金は82.7%増、国内融資47.4%増、自己調達資金33.3%増。外資の利用はマイナス12.1%になった。
【小売】
社会消費品小売総額は引き続き安定した伸びを示している。
8月の社会消費品小売総額は1兆116億元、前年同月比15.4%増。伸び率は前年同期より7.8ポイント下がったが、前月に比べ0.2ポイント上がった。
8月の都市消費品小売総額は6,935億元、15.3%増、県及び県以下の消費品小売総額は3,181億元、15.5%増。
主要品目別の伸び率は、穀物・食用油12.7%、肉・卵5.9%、衣類23.3%、日用品15.6%、家電・AV機器10.9%、自動車34.8%、石油及び石油製品6.8%、建築及び内装材36.6%。
1〜8月の社会消費品小売総額は7兆8,763億元、前年同月比15.1%増になり、伸び率は前年同期より6.8ポイント下がった。
【消費者物価】
8月の住民消費価格(CPI)は前年同月比の下落率が縮小し、さらに、前月比では上昇を示した。
8月の住民消費価格は前年同月比1.2%下落したが(前年同月は4.9%上昇)、下落率は前月に比べ0.6ポイント縮小した。都市部は前年同月比1.3%、農村部は1.0%の下落。品目別では、食品価格が0.5%上昇したのに対し、非食品価格は2.0%下落した。消費品価格は1.1%、サービス価格は1.5%下落した。
8月の住民消費価格は前月比では0.5%上昇した。うち都市部は0.4%、農村部は0.6%上昇した。また、食品価格は1.3%、非食品価格は0.1%、サービス価格は0.1%、それぞれ上昇した。
1〜8月の住民消費価格は、前年同月比1.2%の下落になった(前年同期は7.3%上昇)。
【PPI】
工業品出荷価格(PPI)の前年同月比の下落率は縮小し、前月比では引き続き上昇を示している。
8月の工業品出荷価格は前年同月比7.9%下落したが(前年同月は10.1%の上昇)、下落率は前月に比べ0.3ポイント縮小した。
8月の生産資材出荷価格は前年同月比9.7%下落した。うち採掘工業の生産資材出荷価格は25.9%、原料工業は11.5%、加工工業は6.9%下落した。
8月の生活資材出荷価格は前年同月比1.9%下落し、うち食品類は2.3%、衣類は0.4%、一般日用品は1.8%、耐久消費財は2.3%下落した。
8月の工業品出荷価格は、前月比では0.8%上昇した。前月比での上昇は5ヶ月連続。
1〜8月の工業品出荷価格は前年同期比6.4%下落した(前年同期は8.2%の上昇)。
(国家統計局ウェブサイト 9月11日)