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中国
【石油・天然ガス】

中国 1〜7月の石油見掛け消費量が前年同期比0.6%減 (09/10/05)
2009/10/5
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化学工業協会のレポートによると、マクロ経済が好転する中で、中国の石油・化学製品需要も引き続き回復傾向にある。今年1〜7月の中国の石油見掛け消費量は前年同期比0.6%の小幅の減少に止まった。8月も石油製品需要の回復が続き、特に農業用化学品や有機材料、合成材料等は堅調である。

 今年1〜7月の中国の原油見掛け消費量は前年同期比1.8%増になった。一方、石油製品見掛け消費量は前年同期比1.6%であったが、上半期に比べ伸び率は1ポイント上昇した。

 1〜7月の主な化学品見掛け消費量は前年同期比でプラスになっている。伸び率は化学肥料15.9%、メタノール40.6%増。ポリエチレン20.8%、ポリプロピレン17.9%、PVC16.6%、ポリエステル20.3%、タイヤ30.6%。

 8月の国内石油製品販売量は今年最高の1,878.1万トンになり、前年同期比3.2%増、前月比では8.1%増になった。うちガソリンは588.69万トン、前年同月比6.4%増、前月比7.4%増、軽油は1,193.76万トン、前年同月比0.9%増、前月比では8.6%増である。特に軽油販売量の増加は、国内経済が活発化していることを示している。

 国内の石油・化学製品需要の回復に伴い、8月の全国原油生産量は1,632.2万トン、前年同月比1.6%増になり、生産量も伸び率も今年最高を記録した。

 (新華網 2009年10月5日)