ロシアの天然ガス企業ガスプロム傘下のガスプロム・ネフチ(Gazprom Neft)は、米国シェブロンとの合弁会社Northern Taiga NefteGazへの出資比率を30％から75％に増やした。

　Northern Taiga NefteGazは2006年4月に設立され、シベリアのヤマロ・ネネツ地区で石油と天然ガスの開発を計画している。ガスプロム・ネフチによると、2007年の出資総額は25億ドルに達する。

　ロイターの報道によると、ガスプロム・ネフチはロシアの製油市場の11.5％のシェアを有しているが、2005年にガスプロムが億万長者のロマン・アブラモービッチ氏から買収して以降、石油生産量の低下に悩まされている。今回Northern Taiga NefteGazへ増資したのは生産量の低下を阻止するためである。

　（中国石化新聞網 10月16日）