アフリカ6カ国を訪問中の中国外交部長・楊潔チは8日、アブジャにおいてナイジェリアのマドゥエケ外相と会談し、中国からナイジェリアの石油産業への追加投資と石油輸出問題や送電など電力事業への追加投資について協議した。また、ナイジェリア外務省の発表によると、中国はナイジェリアの鉄道改修や通信衛星開発に対しても支援する意向。

　楊外交部長は記者招待会において、中国は「ナイジェリアも含む外国からの石油輸入」が必要であると述べたが、協議の詳細は明らかにしなかった。

　中国は目下アフリカのエネルギーと鉱業への投資を増やしており、2008年の対アフリカ投資は78億ドルに上る。また、昨年11月に開催された中国アフリカ協力フォーラムサミットにおいて、中国は今後3年間、アフリカのインフラ開発や社会計画に100億ドルの低金利融資を提供すると発表した。また、中国のエネルギー企業は少なくとも160億ドルに上る対アフリカ投資計画を明らかにしている。

　（中国石化新聞網 1月11日）