中国商務部長・陳徳銘と会談したサウジアラビアのIbrahimal-Assaf財務相は、中国側のサウジ製1,4−ブタンジオール(1,4-butanediol)輸入に対する反ダンピング課税問題について、双方は未だ了解に達することができないままであると表明した。

　中国政府は12月24日、サウジアラビア製と台湾製の1,4−ブタンジオールの輸入に対して13.6％の反ダンピング関税を課すると発表していた。中国側によると、輸出商がダンピングしたため、中国のメーカーの利益が損なわれたとのこと。また、その後、Saudi International PetrochemicalCo.は、同社が輸出したグリコールに対して中国が4.5％の反ダンピング関税を課税したことを明らかにしている。

　（中国商務部ウェブサイト 1月12日）